2014.12.06
三日ほど前になりますが、香川県中小企業家同友会の社員教育委員会さんが主催されている「社員共育塾」に、スタッフの矢野さんと参加してきました。
同友会の考えでは、社員教育ではなく社員「共育」と言っています。
ただ社員に教えるのではなく、経営者が社員と「共に学び、共に成長する」ことを目指しているからです。
弊社は今年創業したばかりの会社ですが、だからこそ社員さんと共に学ばなければならないと思っています。
本来は全6講を全て受講して卒業になりますが、今回は第5講からの途中参加になりました。
前回の第5講では「たも屋」の黒川保社長の報告を聞いて、5~6人ずつのグループでそれぞれテーマに添って討論を行い、他社の社員さんと互いに学びあいました。
今回の最終講は、私が師と仰ぐ徳武産業の十河孝男社長がご登壇され、記念報告として1時間「物心両面の幸福」についてお話しして頂きました。
十河社長には私だけでなく、私の父も以前から大変お世話になっていて、今年の徳武産業さんの経営計画発表には父と一緒にお邪魔させて頂き、とても多くのことを学ばせて頂きました。
今年は徳武産業さんに何度も会社訪問させて頂いて、時には朝礼から参加して、社員の皆さんと会社周辺の掃除やラジオ体操なども一緒に体験させて頂きました。
このライブイノベーションと香川同友会青年部を設立する時も、十河社長に色々とご指導とお力添えを頂いてスタートを切ることができました。本当にありがとうございました。
十河社長のお話しの中でとても印象に残ったことは、お客様に「そこまでしてくれるのか!?」と思って頂くまで仕事をやるということ。
十河社長が社長に就任された30年前に比べると、急激な時代の変化に伴って様々なモノが安く手軽に変える時代になり、中小企業でも特に個人商店はどこも姿を消してしまい、大手に市場を独占されているような状態になりました。
徳武産業さんといえども例外ではなく、社長就任後に大きな危機が直面して、それまでの仕事から大きくシフトせざるを得ない状況に追い込まれたそうです。
そんな時に高齢者向けシューズの依頼があって、今の「あゆみ」という商品の開発に至ったそうですが、その根底には「困っている人達が喜んでくれる、誰もやらないなら自分達がやろう!」という思いがあったそうです。
今でもその思いは変わることなく、社員の皆さんにも浸透しているからこそ「日本で一番大切にしたい会社」に掲載されたり、四国でいちばん大切にしたい会社「審査委員会特別賞」を受賞されたり、多くのメディアにも取り上げられ続けています。
十河社長は「仕事とは物心両面の幸福、特に心のウエイトがとても大きい」と仰っていました。お客様に対して「そこまでしてくれるのか!?」を追求するからこそ、年間に何百何千ものお礼状が届くし、会社が支持されて成長し続けることができたのだと。
弊社は今年から始まった会社で、不動産業界では後発も後発です。
お客様から支持されるには「そこまでしてくれるのか!?」を追求することが必要ではないかと、今回の報告から学ばせて頂きました。
十河社長、社員共育塾の皆様、ありがとうございました。
来年は第一講から参加させて頂きます。